【ラベルリニューアル】ブラックニッカリッチブレンドをレビュー【シェリー樽感強め】

商品レビュー
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どうも、レビュ男(@iamreviewman)です。



本記事では、最近ラベルがリニューアルされたブラックニッカリッチブレンドをレビューします。

飲んだことのある銘柄ではあるのですが、かなり前のことであることと、当時はウイスキーの味がよくわからなかったこともあり、印象の薄い銘柄ですが、改めてテイスティングしたいと思います。

・まだリッチブレンドを飲んだことがない

・リニューアル後の味を知りたい

・自分好みのウイスキーか知りたい

こんな方は最後まで読んでいってください。

ブラックニッカリッチブレンドの基本情報

ブラックニッカといえば「クリア」なのですが、最近は「ディープブレンド」とともにこの「リッチブレンド」も推されており、スーパーやコンビニでもよく見かける銘柄であります。

なお、ディープブレンドについてのレビューはこちら。


元々、甘く華やかな香りを売りにしていましたが、今回のラベルリニューアルを機にリッチなロックをキャッチコピーとして、ロックで飲むことを推奨するようになりました。

赤を基調としたデザインは、高級感があってカッコいいです。

ちなみに、リッチなロック=ロッチということで、お笑い芸人のロッチがCMあたりキャラクターに起用されてますね。

ロッチがリッチに、「はちみつ瓶ごと出して一口も食べない中岡くんはリッチやな」 - お笑いナタリー

中身の方に関しては、公式サイトで3回甘く香ると謳っており

・フルーティーな宮城峡モルトの香り

・穀物のようなカフェグレーンの香り

・レーズンのようなシェリー樽モルトの香り

香りに関して相当な自信がうかがえます。

公式テイスティングノートはこちら。

香 りフルーティーで華やかなモルト香と、甘くやわらかな樽の香り。
味わいスムースな口当たり、
シェリー樽モルトとカフェグレーンが調和したスイートな味わい。
余 韻ドライフルーツのような果実香とおだやかな樽香の余韻。
https://www.nikka.com/products/blended/blackrich/index.psp.html

やはり全体的に甘く華やかなイメージですね。

アルコール度数は40度。

価格は700mlビンで1000~1500円ほどですが、同じブラックニッカシリーズのディープブレンドより少し安めで売られています。

スーパーのセール等で1000円程でゲットできることもあると思います。

ブラックニッカリッチブレンドを飲んでみた

ウイスキーの基本的な3種類の飲み方「ストレート」「ロック」「ハイボール」を中心に飲んでみた感想です。

ストレート

香りは、アルコール感とフルーティー感が半々といった感じですが、そこまで鼻にツンとくるようなアルコール感はなく、この価格帯ではまろやかな方じゃないでしょうか。

フルーティーさの構成ですが、シェリー樽由来のレーズン系と、少しフレッシュなベリー系の香りもあります。総じて、甘酸っぱい印象の香りです。

なお、バニラやのようなウッディな樽感やピート由来のスモーキー感は感じられませんでした。


味わいについては、最初少し舌がピリッとするアルコール感を感じますが、やはり思っていた程ではなく、優秀な部類です。

また、口に入れた瞬間にシェリー樽由来と思われるトロっとしたフルーティーな甘さを感じました。その後、カフェグレーンでしょうか、穀物っぽい甘さも感じます。

公式の説明どおり3回甘く香っているか、と言われると明確にそこまではわからないのですが、それなりの複雑さはあるように感じますね。

最後は甘さが消えてアルコールの辛みとえぐみ的な苦さは残るのですが、余韻が意外とくどくないということで、思いの他スッキリ飲めました。香りほど甘くないな、という印象です。


加水すると、よりフルーティーな香りが引き立って、味も甘味が増しました。

シェリー樽感は丸出しなので、好みはあるでしょうが、この価格帯にしては悪くないんじゃないでしょうか。

ロック

リッチということで、ワイングラスで飲んでみました。

ちなみに、ワイングラスは形状的に香りを感じやすいので、意外とお酒全般万能で使えますよ。



冷えたことで当然香りは閉じていて、フルーティー感はやや感じにくくなりました。

ただ、口に含むと蜜のような甘さは顕在で、ほんのり感じるレーズンやベリーのような香りと調和して非常に飲みやすいです。

余韻は短いのですが、たぶんこれ以上甘さが口に残るとくどくなりそうなので、そういう意味ではバランスがいいのかもしれませんね。苦味も程よく出る程度で、全体のバランスが崩れません。


正直、そこまで期待してなかったのですが、このロックはアリですね。

氷がとけてもそこまて味わいが崩れずしっかり甘味が残るのも好印象です。

ハイボール

1:3の割合で作ります。

甘酸っぱい(やや甘め)ハイボールで非常に飲みやすいと思います。

ただ、香りが飛んでしまって、悪く言うと特徴がなくなっちゃったかもしれませんね。


そこでひと工夫。公式サイトにでおすすめされているのですが、完成したハイボールの上にワンティースプーンのウイスキーをフロートさせてみます。

この手法自体は、ハイボールの香りを引き立たせるものとして、昔から存在しているようです。

結果ですが、めちゃくちゃおいしくなりました。

リッチブレンドの特徴であるフルーティーさやトロッとした甘味が感じられるようになり、でも炭酸のおかげでスッキリ爽やかなに飲める、そんなハイボールです。

ハイボールで飲む際はこのひと工夫を絶対した方が良いでしょう。


食事にあわせるというよりは、単体で飲むか、ナッツのようなたんぱくなおつまみとあわせるのが良さそうです。

まとめ

本記事ではブラックニッカリッチブレンドをレビューしました。

正直、あまり期待していなかったのですが、

・1000円ちょっとでシェリー樽感を味わえる

・どの飲み方でもそれなりに楽しめる

・特にロックはうまい

というなかなか優秀なウイスキーでした。

特にシェリー樽感を味わえるという点においては、同価格帯にあまり存在しないように思うので、シェリー樽好きのデイリーウイスキーとしていかがでしょうか。

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