どうも、レビュ男(@iamreviewman)です。
この記事では「ジョニーウォーカーレッドラベル」をレビューします。
あまりにもメジャーで、どこにでも置いてあるので、また今度、と後回しにしていたウイスキーです。
実は今回初めて飲むので、ワクワクしています。
世界一売れているスコッチとのことで、期待も高まります。
ジョニーウォーカーレッドラベルの基本情報
ジョニーウォーカーについて
ジョニーウォーカーと言えば、言わずとしれたブレンデッドスコッチの代表ブランド。
1820年にスコットランド南部のキルマーノック(Kilmarnock)の地で当初は食料雑貨店として創業され、1830年頃からウイスキー製造を開始し、1909年から創業者ジョンの愛称に因んだジョニー・ウォーカーのブランド名で販売されるようになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC
ということで、長きに渡り愛されているブランドです。
ラベルにも「ESTABLISHED 1820」の記載があります。
また、銘柄を「色」でわかりやすく種類分けしているのも特徴の1つ。
赤、黒、緑、金、プラチナ、青といった感じでラインナップされていますね。
ウイスキーを飲まない人でも「ジョニ赤」「ジョニ黒」という言葉だけなら聞いたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、ラベルやキャップに描かれているコイツはストライディングマンと言うそうです。
レッドラベルについて
今回レビューするレッドラベル、通称ジョニ赤は、シリーズの中でも最安のエントリークラス。
アルコール度数は40度で、700mlビンが大体1000円~1500円で購入できます。
香りや味わいについては、公式サイトで下記のような説明がありました。
レッドラベルは、スパイシーで力強く、スモーキーな味わいが広がるウイスキーです。
スコットランド東海岸のライトなウイスキーと、西海岸のピーティなウイスキーのブレンドが深い味わいを生み出しています。舌の上ではじける香り豊かなスパイス(シナモンとペッパー)が強い印象を残しつつ、爽やかな味わいが口の中に広がります。そして、フレッシュなリンゴや洋ナシのようなフルーティな甘みとバニラのメロウなコクに続き、ジョニーウォーカーの特長であるスモーキーな余韻が感じられます。
https://www.johnniewalker.com/ja-jp/our-whisky/johnnie-walker-colours/red-label/
なんだか複雑な香りと味わいを想像させますね。
果たして、1000円台のウイスキーで本当に上記の要素をすべて感じ取れるのでしょうか。
キーモルトはこちらの3つ。
・カーデュ
・タリスカー
・カリラ
カリラはアイラ島、タリスカーはスカイ島と、生産地こそ違いますが、両者とも、良く言えば潮の香り、悪く言えば正露丸の臭いを感じさせる、少しクセのあるスモーキーさが特徴のウイスキーとして有名です。
この2つのモルトが、ジョニ赤の香りと味にどの程度反映されているか要確認ですね。
ジョニーウォーカーレッドラベルを飲んでみた
ウイスキーの基本表的な3種類の飲み方「ストレート」「ロック」「ハイボール」を中心に飲んでみた感想です。
ストレート
まずは香りですが、アルコール感は適度にあります。
しかしながら、そこまてツーンとくるほどではなく、この価格帯にしてはマイルドです。
甘さは控えめな印象で、青リンゴ系のフルーティーな香りと、アイラ系のヨード感をまとったスモーキーさが中心となっています。
おそらくタリスカーとカリラ由来でしょう、潮っぽさは割としっかり感じることができました。
また、よくよく嗅いでいくと、奥の方に少しはちみつっぽさがあり、時間をおくとそのはちみつ感が増してくるようでした。
味わいとしては、はちみつっぽい甘さからきて、スモーキーさが香ってきます。
そして、最後はスパイシーなニュアンスです。
このスパイシーさには、アルコールのピリピリ感が舌に残ってるだけ?
少し加水すると、フルーティーさが増したように感じました。
スモーキーさとあわさって、よりさっぱりした印象です。
アルコールの角もとれて、かなり飲みやすくなります。
ということで、1000円にしては、香りと味わいに色んな要素があって、ストレートでも十分おいしく飲めました。
ロック
氷を入れて軽くステアしました。
冷えることで、香りはギュッと抑えられて、かすかにスモーキーさが香る程度になりました。
わずかにフルーティーさもあるかもしれません。
味わいはかなりさっぱりドライな印象。
ストレート同様、最初に甘味がきたあとすぐ消えてスモーキーさがきます。
最後はスパイシーで、余韻に甘さは感じません。
ストレートと比べると若干ビターさも感じられました。
余韻が少なめなので、ロックでじっくり飲むにはちょっと物足りなさを感じました。
ちなみに、氷が溶けて水割り気味になっていくと、今度はスパイシーさが抑えられて、甘味を感じやすくなっていきました。
甘さを引き出したいなら水割りがいいのかもしれません。
ハイボール
1:3の割合で作っています。
香りはほぼ感じられませんでした。
味わい的には一気にビターさが増したように思います。
苦味のあとに少しだけ甘味がきて、すぐに去っていきます。
それから、青リンゴ系のフルーティーさとスモーキーな香りがほのかに鼻から抜ける瞬間があります。
後味はしつこくなく、キリッとドライな印象。
苦味があって後味はドライなのでビールの代わりにもいけそうです。
肉料理や揚げ物とあわせて、ごくごく飲むのがバッチリだと思います。
タリスカー由来と思われる潮っけとスモーキーさが思ったよりも感じられるので、タリスカーが公式におすすめしているスパイシーハイボール(黒胡椒を一振り)も試してみましたが、なかなか良い感じ。
ストレートのときに感じられたスパイシーさはハイボールだとだいぶ薄くなっていたので、それを補うようなイメージで黒胡椒が効いてきます。
通常のハイボールに飽きたときに、味変として使っていきたいと思います。
まとめ
本記事では「ジョニーウォーカーレッドラベル」をレビューしました。
スモーキー・ドライ寄りのバランス系で、甘さは少々控えめですが、
・スモーキー
・フルーティー
・スパイシー
などウイスキーの様々な要素が1000円前後で味わえるコスパに優れたスコッチだと感じました。
どんな飲み方でもある程度おいしく飲めますが、後味のドライさを活かしてハイボールでゴクゴク飲むのが良いのではないでしょうか。
値段も安いので、大量消費しても、そこまで罪悪感がないのも◎です。