どうも、レビュ男です。
今回はヤマハのエレキギター「PACIFICA112V」をレビューしていきます。
ちなみに、レビュ男は中学3年生~ギターを触っているので、歴で言うと15年近いのですが、
・学生時代にやっていたコピーバンドではベース担当
・社会人になってからはほぼ触っていない
ということもあり、演奏は初心者に毛が生えた程度ですし、知識も多くはありません。
ただ、裏を返すと、
・レビュ男と同じようにギター経験者だけど詳しくない方
・これからギターを始めようと思っている初心者の方
にとっては、目線が近いため、参考になるかと思います。
また、結果から言うと、PACIFICA112Vはそういった方にオススメできるギターだと思ったので、ぜひ最後までお付き合いください。
PACIFICA112Vの購入経緯
レビューの前に、まずは、今回の購入経緯についてお話します。
既に書いたとおりですが、レビュ男は中学3年~ギターを触り始めました。
当時は年上の従兄弟から譲りうけたOrvilleの真っ赤なSGギターをつかっていました。
OrvilleはかつてGibsonの廉価ブランドとして存在したブランドですが、とうの昔に生産終了しており、現在はEpihoneへと引き継がれています。
その後、高校でコピーバンドをしたり(バンドではベース担当だったけど)、激安のエレアコを買って文化祭で友達とDEPAPEPEを弾いたりしてました。
大学でも時間が有り余っていたので暇があれば弾いてましたね。
ただ、社会人になると、段々とギターに触れる時間も減っていき、最終的に今の嫁と同棲するタイミングで、楽器は実家に放置(一部は売却)し、それ以来今年になるまで一切触れることはありませんでした。
あれから5年以上が経ちました。
ギターを再開しようと思ったきっかけの理由の1つは子供でした。
現在2歳ということで、色々なことに興味を持ち出す年頃なので、「早めに楽器を触らせたい」と思ったんですね。
将来的には子供とセッションするのが夢です。
まずは、感覚を取り戻そうと、実家から引っ張り出してきたエレアコを弾いたんですが、やっぱりギターって楽しいですね。
コロナの影響で外出自粛要請なんかもあったので、ますますギターを弾く時間は増えていき、
「エレキギターを弾きたい!」
という気持ちがMAXに高まったところで、楽天のブラックフライデーがあり、最終的には勢いで購入してしまいました。
PACIFICAを選んだ理由は、
「何本もギターを買うつもりはないので、1本でできるだけ色々な音が出せるものを」
という自分のニーズにあっていそうだったからです。
それから、価格が3万ちょっとというのも、お財布に優しく、魅力的でした。
PACIFICA112Vのレビュー
今はギター熱が高いので、購入経緯だけで、かなり長くなってしまいましたが、ここからはレビューをしていきます。
形状は王道のストラトタイプ
まずは、見た目からですが、とりあえずかっこいいです!
そもそも見た目がかっこいいと思えなかったら買いませんが笑
形状は王道のストラトタイプですが、本家Fenderのストラトと比較すると若干シャープな印象でしょうか。
ちなみに、シールドの挿入口は側面についてます。
カラーはオールドバイオリンサンバースト(OVS)にしました。
なんとなくサンバーストって塗装が剥げたり傷ついたりしても味が出てかっこいいイメージなんですよね。
あくまでレビュ男のイメージですが。。。
ストラトタイプの良いところはたくさんあるのですが、見た目に関係するところで言うと
・軽いので肩が疲れにくい
・ボディが削られていて(コンター加工)体にフィットする
・ダブルカッタウェイなので、ハイフレットが弾きやすい
といったところでしょうか。
レスポールやテレキャスターを弾いたことがある人はわかると思いますが、シングルカッタウェイのギターは慣れないとハイフレットがすごく弾きにくいんですよね。
なので、初心者の方にはダブルカッタウェイのギターが断然おすすめです。
ネックが握りやすい
これに関しては、買う前は意識してなかったポイントなんですが、実際弾いてみてびっくりしました。
ストラトタイプはレスポールなんかと比較するとネックに厚みがないので握りやすいんですが、PACIFICAはさらに握りやすい!
正直なんでこんなに手にフィットするのか謎すぎます。
質感もスベスベで気持ちいいですし、ずっと触っていたくなる質感です。
スケールはロングスケールなので、ショートスケールのギターよりもフレット間の移動が大変なはずなんですが、ネックが握りやすいせいかそれを感じさせません。
語彙力がなくてうまく伝えられませんが、PACIFICAで一番気に入ってるのはネックの握りやすさと言っても過言ではないくらいネックのつくりが良いです。
ツマミは1ボリューム1トーンのみ
シンプルですね。
このあたりは、もしかすると中級者以上の人からすると物足りないポイントになるかもしれません。
ただ、逆に初心者からするとメリットになりうると思います。
というのも、ギターのツマミってどうしたらいいかよくわからなくないですか?
ボリュームもトーンもアンプ側にもツマミがあるので、どっちをどうしたらどうなるのか、実はレビュ男もよくわかっていないので、結局ギター側は基本すべてMAXにしてるんですよね笑
ギター歴10年以上でも趣味レベルだと案外こんなもんです。
上級者やライブ演奏する場合は、演奏中にギター側のツマミで音を調整したりするみたいですが、趣味レベルなら全く気にしなくて良いと思います。
どうせわからないならシンプルな方が、弾くことに集中できますよ。
ピックアップが贅沢
ピックアップ配列はSSH(シングル・シングル・ハムバッカー)になっています。
初心者からすると、ピックアップって何?種類があるの?
みたいな感じだと思いますが、安心してください。
レビュ男も大してわかっちゃいません。
せいぜい
・シングル →音が鋭くてシャープ
・ハムバッカー →音が太くてパワフル
こんなイメージで捉えておけばOKでしょう。
その両方が備わっている=色んな音がつくれるってことですね。
ただ、それだけでは終わりません。
コレに加えて、コイルタップ機能までついています。
トーンノブを持ち上げることで、ハムバッカーをシングルとして使えるんですね。
スイッチは5段階なので、
・フロント
・フロントとセンターのハーフ
・センター
・センターとリア(シングル)のハーフ
・リア(シングル)
・リア(ハムバッカー)
という6種類の音がつくれます。
センターとリア(ハムバッカー)のハーフは不可
3万円台のギターでここまで音に変化をつくれるギターって他にあるんですかね。
ちょっと贅沢すぎる気がします。
ここまで来ると初心者だけでなく、中級者以上でも普通に使えるギターでは?と思ってしまいますね。
ちなみにレビュ男はもっぱらロックな曲ばかりコピーしているので、ほとんどリアのハムバッカーしかつかっていません。(宝の持ち腐れ)
アームまでついてる
ダメ押しのアームです。
つかうとワァ~ンワァ~ンと音が揺れます。(わかりにくい)
これでまた演奏の幅が広がりますね。
ハッキリ言ってレビュ男はアームはあまり好きではないのですが、そんな人は簡単にとりはずし可能です。
演奏する曲によっては使いたいときもあるかもしれないので、ついていて損はない機能だとは思ってます。
チューニングが狂いにくい
とにかくチューニングが安定します。
最後に、これだけは言っておきたかったです。
レビュ男が現在持っているギターはこのPACIFICAと激安エレアコだけなのですが、激安エレアコの方は本当にすぐにチューニングが狂います。
これは激安ギターによくあることなのですが、やっぱりつくりが甘いってことですね。
もちろんその分安いので、文句を言うつもりはありませんが、チューニングがすぐにずれるデメリットとしては、
・しょっちゅうチューニングをするため時間をとられる
・チューニングがずれた状態で練習して音感が悪くなる
といった面があり、初心者こそ要注意なポイントなんです。
レビュ男の感覚的には2万円未満のギターは、チューニングがずれやすかったり割とつくりに難があることが多いイメージです。
PACIFICAは本当にチューニングが安定しているのでそんな心配はいらないですし、オクターブチューニングもバッチリでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
PACIFICA112Vがいかにコスパのいいギターか伝わったでしょうか。
改めて、ヤマハのPACIFICA112Vはこんな人におすすめできそうです。
・これからギターを始める初心者
・1本で色んな音を楽しみたい
・難しいことはわからないけど弾きやすいギターがほしい
また、上記以外にも、「中級者以上でストラトタイプを持っていないから1本ほしい」といったニーズにも答えられと思います。
コスパ最強でどんなジャンルも演奏できるPACIFICA112Vでギターを弾きまくりましょう!